製本の時に本を固定するための製本機(固定具)の作り方です。2つあった方が、1冊の本のボンドをさます間に、もう1冊の作成に取りかかれるため、効率的に作業ができます。というわけで、2つ作ることを前提に説明します。(1つ作るのも2つ作るのも手間はそれほど変わりません)
完成型
<材料(2つ分です)>
すべてホームセンターで手に入ります。
- 板 (長さ50cm位、幅 6cm位、厚さ 1.5cm位) × 4毎
- ボルト 8cm×4
- 蝶ナット 4個
- ワッシャー 8個
板の長さは作りたい本のサイズによりますが、A3まで対応できるようにするには、50cmは必要です。(A3幅は42cmなので)
板の材質は何でもいいと思いますが、堅いものの方がよいようです。厚い本を固定する場合だと左右のナットで締めたときに、板がしなってしまって、真ん中の部分に隙間が空いてしまいます。僕のは杉板ですが、そうなってしまっています。厚さは1.5cm位と書きましたが、もしかしたらもっと厚い板の方がよいのかもしません。
しなって真ん中がふくらんでいるのわかりますか?
ボルトの長さは作りたい本の厚さによります。8cmだと、頭の部分と板の厚さを引いて、だいた4cm位の厚さの本まで固定できます。
ボルトとワッシャーと蝶ナット
<用意する道具>
- ドリル(ボルトを通す穴あけ用)
- 作業台(まな板とか木っ端とかでもOK)
- キリ(ドリル穴あけ前の目印用)
- 鉛筆(工作時の印付け)
- 物差し
- マジックペン(ゲージを書き込むため)
- リーマー(ボルト穴を大きくするため。ドリル刃がボルトサイズなら必要ありません)
- 粘着テープ(一時的に固定するため。セロテープでも何でもいいです)
- 裁断機(物差しがわり、なくてもよいです)