電子書籍の作り方やコツについてまとめたサイトです。コピー本・配布資料・図面の製本、傷んだ本の修理・修繕・修復、電子書籍化で裁断した書籍の復元の方法もあります

4cmの厚さまで切れる!1万円(くらい)でできる自炊のための本の裁断機の作り方(自作)

  • HOME »
  • 4cmの厚さまで切れる!1万円(くらい)でできる自炊のための本の裁断機の作り方(自作)
Pocket

ここで紹介する方法は木工用のチップソー(卓上丸のこ)にアダプタ的なものを作って裁断機にする方法です。いわゆる電ノコでなるべく安全に本の背をカットしようということです。

一般的に売られている厚い本が切れる裁断機は、なかなかに高価ですし、切断可能厚は最高で2センチくらいのようです。また、刃がなまった時の交換刃も高価なようです。

電ノコですと厚さ4センチ位までいけますし、刃の種類もたくさんあり、値段も高級なものでも3000円そこそこですので、気軽に交換できます。

というわけで、ビンボー人が知恵を絞って、電ノコに本を載せる台と背をあてるガイドを取り付けるアダプタ的なものを作って裁断機を作ります。

写真をクリックすると大きな画像でご覧いただけます

改造する電ノコ

改造する電ノコは「新興製作所(SHINKO) チップソー切断機 MTC-190」または廉価版の「新興製作所(SHINKO) 卓上丸ノコ STC-190」です。STC-190では試していませんが、お店で見た感じではネジの位置が同じでしたので、同じやり方で可能なようです。

新興製作所(SHINKO) チップソー切断機 MTC-190

新興製作所(SHINKO) チップソー切断機 MTC-190

新興製作所(SHINKO) 卓上丸ノコ STC-190

新興製作所(SHINKO) 卓上丸ノコ STC-190

!ご注意!電ノコは基本的に扱いを間違えるとキケンな工具です。また、メーカーでも改造は禁止していますので、改造する場合は、まずは通常状態で木などを切って、動作の感覚をつかんでから、あくまでも自己責任でお願いします。
あと、安い電ノコである上に独自の加工をするので、加工精度はよくありません。再製本をお考えの方は別の方法でカットするほうがよいです。あくまでも、裁断後、廃棄するような資料のカットに使うのがいいです。

完成形

完成形(刃部)

完成形(刃部)

完成形(左から)

完成形(左から)

完成形(上から)

完成形(上から)

厚さ4mmまで切断可能

厚さ4mmまで切断可能

ムービー

Youtubeで見るにはこちらをクリックしてください

材料

道具一式

材料一式

  • 400ミリx450ミリx18ミリの板

    400ミリx450ミリx18ミリの板

    400x600x18mmの集成材

    400x600x18mmの集成材をカットしてもらいました。狂いが少なく15mm以上の厚さであればどんな板でもいいです。

  • ワイヤー

    ワイヤー

    固定レバーを固定するのに使います

  • 皿ボルトM6x25mm 2本

    IMG_0487

    板とベースを固定するのに使います

  • 皿ネジ M4X20MM 2本

    IMG_0488

    ブラケットと板を固定するのに使います

  • ブラケット(アングル材)
    IMG_0489

    背を突き当てるガイドの役目をします。長めのアングル材でも構いません。適当なのがなかったので棚板用のブラケットを使いました。

    棚用のブラケット350mm

    ブラケット(拡大図)

  • ビニールテープ

    IMG_0523

    刃のカバーの動きを伝える部品を固定します

工具

工具一式

工具一式です

  • 電動ドリル―なければハンドドリルとか、根性でキリとかでも可。直径6mm、深さ2cmくらいの穴の開けられるもの
  • ドリル刃―直径6mmのもの
  • ドリル用トリマー刃―開けた穴の入り口を加工して、皿ボルトの頭が板から飛び出ないようにする。彫刻刀とかでも加工は可能
  • 六角レンチ―電ノコに付属していたもの
  • 定規―50cmのものと差金があると便利
  • プラスドライバー―皿ボルトや皿ネジを締める。電動ドリル用のドライバーチップがある場合はそっちのほうが楽
  • 鉛筆、油性ペン―印をつけるため

作り方

作業をする前には必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。

ハンドルを全開にします

本体右側の固定バーを抜くようにして刃を上にあげます(バネの力で自動的に上がります)

本体右側のストッパーつまみを手前に引くようにして刃を上にあげます(バネの力で自動的に上がります)

こんな感じで上がります

こんな感じで上がります

取説に書いてある刃の交換と同じ要領で、カバーの固定ネジを外します

取説に書いてある刃の交換と同じ要領で、カバーの固定ネジ(ステー取り付けネジ)を外します

こんな感じでガバっと上がります

こんな感じでガバっと上がります

定規を外します

赤枠の定規を外します

赤枠の定規を外します

押バイスを外します(付いていたら)

押バイスを外します(付いていたら)

ターンテーブル固定ツマミをゆるめます(取る必要はありません)

ターンテーブル固定ツマミをゆるめます(取る必要はありません)

定規固定ボルト(左)を外します

定規固定ボルト(左)を外します

定規固定ボルト(右)を外します

定規固定ボルト(右)を外します

定規が外れました

定規が外れました

ターンテーブルの角度をゼロに合わせます

ターンテーブルの角度をゼロに合わせます

板を乗せるとターンテーブルが隠れてしまうので、背面側に印をつけておきます

板を乗せるとターンテーブルが隠れてしまうので、背面側に印をつけておきます

板を加工します

45x20ミリ、45x300ミリの位置に印をつけます(ネジ穴)

45x20ミリ、45x300ミリの位置に印をつけます(ネジ穴)

印の位置に6ミリのドリルで貫通穴を開けます

印の位置に6ミリのドリルで貫通穴を開けます(2箇所とも)

トリマーで穴の周囲をほり込んで皿ネジの頭が板から出ないようにします

トリマーで穴の周囲をほり込んで皿ネジの頭が板から出ないようにします

M6の皿ボルトを挿した時に写真のようになればいいです

M6の皿ボルトを挿した時に写真のようになればいいです

板をベースに乗せて、M6の皿ボルトで固定します(2箇所)

板をベースに乗せて、M6の皿ボルトで固定します(2箇所)

2箇所を止めると写真のようになります

2箇所を止めると写真のようになります

傾斜角度固定ノブをゆるめて、ノコ刃を傾斜させます

傾斜角度固定ノブをゆるめます

ノコ刃を傾斜させます

ノコ刃を傾斜させます

直角位置固定ボルトに針金を巻きつけます

直角位置固定ボルトに針金を巻きつけます

角度を戻して、固定ノブを締めて元通りにします

角度を戻して、固定ノブを締めて元通りにします

板にスリットを開けます

再び安全カバー作動ステーのネジを六角レンチで止めます

再び安全カバー作動ステーのネジを六角レンチで止めます

ターンテーブルの角度が0になっているか確認します

ターンテーブルの角度が0になっているか確認します

定規の代わりに板が乗った電ノコができました

定規の代わりに板が乗った電ノコができました

コンセントを挿して、レバーのスイッチを押して、ノコ刃をカラ回しして動作を確認します

コンセントを挿して、レバーのスイッチを押して、ノコ刃をカラ回しして動作を確認します

ノコ刃を回転させながらレバーを下げて板にスリットを切り込みます

ノコ刃を回転させながらレバーを下げて板にスリットを切り込みます

スリットが切れました

スリットが切れました

ここからの作業はかならずコンセントを抜いてからおこなってください。

ガイドを取り付ける

再び安全カバー固定六角ボルトを外します

再び安全カバー固定六角ボルトを外します

スリットから1cm位離して、ガイドを固定します

スリットから1cm位離して、ガイドを固定します

安全カバーを外す

安全カバーを上に押し上げて、刃をむき出しにして、ステーを写真のようにテープで固定します

安全カバーを上に押し上げて、刃をむき出しにして、ステーを写真のようにテープで固定します

ここからは刃がむき出しになっているので取り扱いには注意してください

ハンドルを押し下げて、固定ツマミを差し込みます

ハンドルを押し下げて、固定ツマミを差し込みます

振動でツマミが抜けた時に備えて、針金を固定ツマミに巻きつけて固定します

振動でツマミが抜けた時に備えて、針金を固定ツマミに巻きつけて固定します

完成

これで完成しました。刃の出ている部分は写真の部分だけなので、そこそこ安全です。
使うときは、右手でスイッチを押しながら、左手で板に載せた本をガイドに沿って前に押し出します。
23cmくらいの長さまで切れますので、コミックなどは1回で切れます。
A4の本などは、半分切り込んでから、裏返して逆から切り込むことで切り落とせます。(なので、真ん中あたりの切断面はあまりきれいではありません)

完成型(左側面)

完成型(左側面)

ノコ刃拡大

ノコ刃拡大

左側面

完成形(右側面)

4cmまで裁断可能です

4cmまで裁断可能です

Youtubeで見るにはこちらをクリックしてください

チップス

  • より断面をきれいにしたり、静音にするには刃を静音の刃にしたり、歯数の多いものにするといいです。(と言っても夜に使えるほど静かにはなりません)
  • 板の手前側が浮いているのが気になる方は、2x4(ツーバイフォー材)を下に置くとちょうどいい高さの下駄になります。
  • ターンテーブルを固定するツマミを取ってしまっているので、知らないうちにターンテーブルの角度がゼロでなくなっている可能性があります。使う前には、製作時につけたターンテーブルの印がゼロに合っているか確認した方がいいです。

    ターンテーブルの角度が0になっているか確認します

    ターンテーブルの角度が0になっているか確認します

  • 切りくずがたくさん出ますので、それ相応の用意をしておいたほうがいいです

    切りくずがたくさん出ます

    切りくずがたくさん出ます

  • アマゾンでの参考価格です

Pocket

PAGETOP
Copyright © 2009-2015 お金と手間をかけずに本から電子書籍を作成する All Rights Reserved.